賢いリーダーになる三つの条件と元気なリーダーより勇気のあるリーダーに

リーダーには、的確な判断力が求められることは今更云うまでもない事です。

前の記事でもそのあたりはお話していますので、ご覧になってないなら、

 ぜひ、こちらも読んでくださいね!

賢いリーダーになれない場合は、部下に認めてもらえないのでは?

もしもそうであるなら、リーダーの座から引きずり落されるかもしれません。

今まで、リーダーとして賢くないリーダーだったのなら、あなたの居場所まで無くなってしまうかも・・・

そうなったら最悪です。

恐ろしいですね。
怖いですね…
怖いですね…

どーも、harutoです。!(^^)!

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賢いリーダーはこれを常に考え、備えています!

  • 一つ、己はなんなのか
  • 二つ、努力の方向を見失わないこと
  • 三つ、今、自分にとってもっともたいせつなことはなにか

これを間違わない人を、古来「賢者」と言って称賛したのです。

そして、この三つを分からない人の事を「馬鹿」と言うのです。
(ちょっと失礼な言い方ですけどご容赦)

そして、リーダーのマインド(経営者マインド)はこれ。

 ①明日に対する人一倍の執着心

 ②チャンスは「いつか!」に対して人一倍鋭い人

「お金儲けは悪い事ではない」

これは、この①と②の織り成す結果(生み出されたアウトプット)にすぎないと考えるのです。

これが無いと悪い人で終わり、恨みや妬みを買う事にもなるでしょう。

これからの時代に求められるのは賢いリーダーです。

ここで注意がいるのは賢い人と利巧な人は違うという事と、その違いはちゃんと理解する必要があるという事です。また、物知り博士のような人でもありません。

利巧とは要領がよく立ち回りがうまく処世術に長けている人の事を云うのであり、小利巧という言葉が決して尊敬に値する言葉ではないことがあなたも判るでしょう。

利巧の反対は、鈍です。

賢い人というのは学歴や教養、年齢、性別に関係なく上記三つの事を常に考え心得て備えている人の事なのです。

(話を少し前に戻しましょう)

一つ目(己はなんなのか)については昔の人は「分を知れ」という言葉で厳しく戒めていました。

身の程知らずという言葉がありますよね。これは「これを忘れた軽率者の事を指します。

二つ目(努力の方向を見失わないこと)については、野球で例えると、三塁から二塁へ一生懸命走っているようなものです。

当人が幾ら真面目に走ったとしてもこれはナンセンスです。

三つ目(自分にとってもっともたいせつなことはなにか)については最も大事な事が解らず、どうでもいい事に真面目に精を出しているようなことです。

これではいくら精を出してがんばっても成果を得られることはないです。

リーダーがリーダーであることを忘れて、下働きのようなことをやっているのも、リーダーとしての努力の方向を勘違いしていて、例えば「遊びやゴルフに夢中になるのも、会社にとって最も大切なことを勘違いして自ら走り回っていても」これはどちらも問題なのです。

必要な判断を下す力、洞察力、全体から部分的な欠陥を察知する、バラバラの情報を繋ぎ読み取る等は、どれも賢いリーダーになるための条件と言えるものです。

こういうスキルに気づき備えるには、元気なリーダーより、勇気のリーダーが望ましいのです。

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「元気」なリーダーと「勇気」のあるリーダー

混同されがちになっている「元気」なリーダーと「勇気」のあるリーダー。

逞しいリーダーの力としてこの二つが混同されているように見受けられます。

そもそも元気と勇気は全く違うモノである。

どこがどう違うのか・・・

元気:これは仲間が大勢いるとき、周囲や取り巻きが多い時に力を出す気合(心気)をいい、これに対する
勇気:これは孤立することを恐れず、100万の敵とも戦をする覚悟」という心気をいうのです。

この意味から元気は、優れたムードメーカー的であり、身体を張る肉体的なエネルギーに大きく左右されやすい力であり、勇気は逆に、より精神的な力に左右されるものという事ができます。

もっと、顕著な例は・・・、

日本人が海外で数人集まると快気な気分になるのか大騒ぎできるが、一人になるとしょんぼりしてしまう。これは、人が集まると元気が出でるという元気型の人の特徴です。

会社の経営者にも多いですよね。猛烈経営者は元気なトップの延長線にあり、会社を大きくする従業員を増やそうとするのは、そういう観点から言える事かもしれません。

では、勇気があるトップはどうなのか?

勇気が必要になるのは、どうゆう場面かと言えば、決断する場面ですね。

決断は、その判断一つで、天国にも地獄にもなる事を意味します。

経営者のトップとなれば、社運を賭けた決断をする必要があるためです。

れは、逃げられないと思います。

なのでこの力は欠かすことができません。

決断には「ひらめき」や「勇気」が必要になります。

なぜなら、決断は本質的に「ばくち」と同じです。

成否、五分五分、白黒、が本質です。

一夜にして億万長者になる、その数日後は一文無しに。

こういう一面があるのです。

これから先の未来、どう展開していくのかなんて、ぼーっとしていても解りません。

情報を拾い、アンテナを立て情報を得、分析予測する。

それでも、完全に読める世界ではないです。

不透明な状態で不確実な先の見通しをするわけですから、元気だけでは、太刀打ちできないでしょう。

勇気が必要な事は、誰が見ても明白でしょう。

逃げない勇気、これが不可欠です。

みんなでやればこわくない。 横断歩道、みんなで渡れば怖くない。

一時期はやりました(ですよね・・・)

これは、みんなが賛成すれば悪くない。という意志の統一であり、上手くいっている時はいいでしょう。

しかし、一転して悪くなった時はどうでしょうね。

集団心理に陥り、自分は悪くない。みんな同じじゃないかという、恐ろしくみにくい展開を想像することができるでしょう。

そうなるという可能性も否定できないでしょう。

元気型のトップには大切なことかもしれませんが、これだけではもう難しいです。

余談ですが、終戦後の日本で、現在の川鉄を創った故西山弥太郎氏のお話です。

1893-1966 昭和時代の経営者。
明治26年8月5日生まれ。大正8年川崎造船所(現川崎重工業)に入社,昭和17年取締役。25年分離独立した川崎製鉄の社長に就任、時の日銀総裁の反対をおしきって銑鋼一貫体制の千葉製鉄所を建設した方です。

彼は、千葉製鉄所の建設を決断したのです。
これは、新日鉄を始め日銀総裁もすべてが反対したし、どのデータを見ても、当時この決断を是とするものは見当たらなかった様です。しかし西山氏は、決断し実行したんです。

これは勇気が無ければできない事です。

これほど無謀と周りが見ている事に、社運を賭けることは滅多にないとしても、高度成長が終わり不透明で不確実な先が見えない、定かでない経営にあっては、トップは決断を逃げない姿勢が必要でありそのために必要なのが勇気なのです。

この勇気を得るには、何が必要か?

この勇気を得るには、勇気を裏付けるために「信念」が必要です。

ここ日本では頑固な経営者と信念のある経営者とが、これまた混同されている傾向があります。

信念とは、その人が生きた哲学から導きだされた方向性であり、頑固とは、哲学なき方法論に対するこだわりだと考えます。

そして、決断とは方向性の選択です。

見切りでもあります。

そのための手段の選択は二義的であり、ケースによっては柔軟であることも大切です。

頑固な人は方向性の決断ができず、自身が好む手段にこだわる人のことだと思っていいでしょう。

必要なのは体力だけの馬力だけでなく、大切なのは・・・

哲学→信念→勇気→決断力

という流れ(図式)が必要なのです。

ここで言っている「哲学」は難しい事ではなく「何のために?」という疑問に即答できるものと考えて欲しいですね。

この問いに対して自信を持って答えられないとき、自らの哲学が、いまだ未完成、不十分であると考える必要があります。

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経営者マインドというものも必要です。

経営者マインドというものが必要であるという事は理解できます。

では、経営者マインドとは何をもって言うの?

はい。

ぶっちゃけると「お金儲け」です。

ただこれだけだと、ヴェニスの商人のシャイロック、ドストエフスキーの業つく金貸し婆さんのような感じになるのは嫌だし、悪徳商人もこれでいくと立派な経営者マインドの持ち主という事になるでしょう。

そこで、経営者マインドをこれで表現してみたのです。

①明日に対する人一倍の執着心

②チャンスは「いつか!」に対して人一倍鋭い人

①は一度設定した目標は少々のことでは諦めずあの手この手で可能な限り追求することを指します。
過去に対する執着心は、恨みになるのでこれは論外ですよ。

ちょっとした問題やミス、妨害で簡単に目標や目的をあきらめるようでは、失格です。

②は、何事であれチャンスはあるものです。そう、潮時というのもそうです。
潮時を無視して釣りに出ても釣れるものではない。難しいのはいつが「チャンス」で、潮時かの判断です。

これは決断とは別の表現をするならチャンスの見極めの力ということになります。

野球でも九回のうちに二回はチャンスがあると言われています。
このチャンスを的確につかみ勝負に出るのが名監督だし、取引を始めるチャンス、止めるチャンス、営業マンが話を出すチャンス、切り上げるチャンス、突っ込むチャンスは経験で身に付けていくものですからね。

どの世界でも成功者と言われる人はこの数少ないチャンスを正しくつかみ切った人です。

これの問題は、いつがチャンスか?

これが凡人にはなかなかわかりずらい事です。チャンスを見逃している事が多いのでしょうね。
先に出した、「儲けること」これは、この①と②の織り成す結果(生み出されたアウトプット)にすぎないと考えるのです。

この二つが無いままだと「悪徳商人」「欲ボケじじい」と言われちゃいますね!

十二分に気を付けましょう!

まとめ

リーダー求める三つの条件と元気よりも勇気のあるリーダーを勧めます。

賢いリーダーはこれを常に考え備えるように意識していきましょう。

①己はなんなのか

②努力の方向を見失わないこと

③今、自分にとってもっともたいせつなことはなにか

この勇気を得るには、勇気を裏付けるために「信念」が必要

リーダーに必要な思考図

   哲学→信念→勇気→決断力

を得ることにつながる。

リーダーのマインド(経営者マインド)はこれです。

①明日に対する人一倍の執着心

②チャンスは「いつか!」に対して人一倍鋭い人

「お金儲けは悪い事ではない」これは、この①と②の織り成す結果(生み出されたアウトプット)にすぎないと考える。

これが無いと悪い人になって、他人から「恨みや妬みを買う」事にもなるでしょう。

いかかでしたでしょうか。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

次回予告は、「予知能力・・・」です。

to be continued…

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