あなた、怖がられていますね。上司ならそれでいいじゃないですか!

もしあなたが、部下に愛されたい。などど思っていたらとんでもないことに
なっているかもしれませんね。

愛されるより、怖がられることがリーダーにこそ必要です!

わぁー損な役回りのような気がする。

なんてこと、考えているでしょう?

みんな、理解していますよ。
本当はとっても、心根の優しいリーダーだって!

安心してください。(笑)

ども、harutoです。

所で、私の部下たちは、どう思ってるのだろう・・・・

うううぅぅ・・・そう思ってくれない!

ふぇぇ~ん!(泣き泣き)

ゴホン…


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公正と平等を混同しない

結論から言っちゃいますと、公正と平等を混同しない事です。

あの人は怖い人だ!という理屈抜きの気持ちを相手が持つようにすること。

・・・

嫌だなぁ・・・嫌われちゃいそう(泣)

人の上に立つという事は、人の上に立つ者として、もっとも怖い落とし穴があります。

それは、上に立つ者が、部下や、社員、人民に「愛されたい」という事に
夢中になってしまう事です。

君主論という分野でも、ニッコロ・マキャベリ(イタリア)もこう言ってました。

「君主は、愛されるよりも、怖がられよ。ただし、憎まれるな!」

という事を言ってます。

人(人間)ですから、愛することは大切です。でも、愛されたいというのは危険
なのです。

愛と憎しみは紙一重といいますが・・・

これは、愛され始めた時、同時に、憎しみのスタートも切る事になるのです。
上手くいっていればいいですが・・・

家庭内暴力のターゲットになっているのは、ほとんどが、息子をかわいがり、
息子から嫌われまいとひたすら努力してきた、パパママであることを物語ってます。

「愛されたい」と思う以上、当然「嫌われたくはない」と思うもの。

そのためには、相手に迎合すること、が手っ取り早いでしょう。

つまり、物分かりのいいおっちゃん、おばちゃん、になる。

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叱れないリーダーは ・・・

部下の決定的なNGプレーに対しても、叱れないリーダーはこのタイプ。

これがナメられる原因です。

私の知り合いの女子にもいましたね。

入社3年目くらいになると、新人教育のOJTの役回り等、任されるようになります。
ここで、新人からナメられるという場合は、得てしてこんなタイプです。

真面目な性格なんですけど、新人から一週間くらいでナメられてしまって。

実は、今のあなたのままなら、新人からナメれるよ。と忠告していた
にもかかわらず「私の言葉が届きませんでした」残念でしたね。

一度ナメられたら、改善するのは、とても難しいものですから。

案の定、後輩に詰め寄られるシーンが幾度かあったようです。
彼女なりに、自分で巻き返そうと考えていそうなのですが「私にはできない」
と疑心暗鬼になって、こともあろうことか、上長に「自分には指導できません」
と、泣言を言っちゃったそうです。

人に相談をするという簡単な事も忘却していたのかもしれません…。

実際、ナメられたら最後、言う事を聞くどころではなく、何をされるかわからないというのが、動物(生き物)の世界の掟です。

知性の高い人間ならではの「いやがらせ」もあるでしょう。

この「ナメられる」という反対が「怖がられる」という事です。

ちなみに、ここで云う「怖がられる」というのは、腕力や暴力によるものでは
ありません。

要するに「あの人は怖い人だ」という理屈ぬきに、思わせる事です。
相手がそう思う事なのです。

いつも怖い顔をしているとかではありません。
(元々そんな顔していればどうしようもありませんけど…汗汗)

いつもは、ニコニコと穏やかでもいいのです。

いざという場面で、怖いぞ!というモノであればいいのです。

そのために最低限必要な条件はこれ!

  1. 勇気と、決断力があること
  2. 何事に対しても、公平、厳正であること
  3. 本質的に、非情であること

3.の非情については、別の記事で説明していましたね!

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大事なのは「公平さ」です。

平等と公平は意味が違いますので、混同しないでくださいね。

新人は、新人として。
ベテランは、ベテランとして。

それぞれが持つ価値を正しく評価して、その価値に見合う扱いをすることです。

同じ理屈の失敗を、新人がやってしまった時の対応と、ベテラン社員がやってしまった 時の対応が同じであっては、おかしいでしょう。

平等とは、これを無視して横一列に並べてることになります。

これは、無能な人には都合がよく、
力がある人には、怒り(不満)の理由になります。

この「公正さ」を忘れて、平等に走りがちになるのは、上に立つ者が、「愛されたい」と考えるからです。

彼の有名な『キリストは「汝の隣人を愛せよ」』と説いています。

でも、ここが大事です。

愛されよ とは言っていませんよね。

ここ、大きな違いでしょう。

愛されたいと思う人は本質的に弱い人間の思考だと思うのです。

若いうちはそうでもないでしょうが、歳をとって老いると若い者から愛されたい
と思うのはそのためです。

どうしても、愛されたいと考えるようになると相手から善い人と思われたいので
相手に迎合して、無意識のうちに相手に媚を売ってしまう。

お人好しって言われているリーダーがもし、あなたの周りにいるのでしたら、
人格者としてはいいかもしれませんがリーダーとなると注意が必要かもです。

人格者の人や、弱い人がリーダーとなった場合、裁ききれない、締め付けもできない。

そうなると、その場しのぎ(相手に合わせてしまう)になるので、結果的にその人は二枚舌になり、信用も信頼も失う、可能性が出てきます。

人格者型の弱い人は、リーダーにしない。

リーダーに、させてはいけない。と思うのです。

三千年前に、中国の哲学者韓非子(かんぴし)は、「人格者は人の上に立つな!」と言っています。

孔明のエピソードである「泣いて馬謖(ばしょく)を切る!」の格言を思い出しています。

怖がられても、嫌われても、憎まれるな。という事は大切なことです。
好かれなくてもよいが、憎まれたらまずいのです。

憎まれないようにするには…

「一切の物事に対して横取りをしない事」

これだけは守って下さい。

憎しみとは有史以来横取りから始まっているからです。

他人の財産、
他人の嫁、
他人の土地、
他人の功績、
他人の得意先、
他人の研究、
他人の構想、アイデア、
その他人のもの、等・・・。

要するに、殺意に近い憎しみも、横取りされた側の恨みになるからです。

会社内でも多いのが、

  
   部下の功績や仕事を横取りしている上司。

この横取りをして、なおかつ部下に好かれたいと望むのは、あほか!

と思います。

なんでしょうね。この手の人は、これが「私の人心述テクニック」だと勘違いしている。

冷静に観察している部下(周りの人ら)は、「んな、阿保な」と感じている事でしょう。その程度の上司ってことです。

あなたの周りに、こんな上司がいたとしたら!

気分がめいりそうな質問をしてすみません。

あなたは、何もしないで。

かかわるのは、もったいないです。

その上司は、いずれ周りから疎まれだし、その変化に自分で気が付かなければ、自然淘汰されると思います。

気づいて、変化すればいいですけどね。

最後に、頼もしいリーダーとは 

怖がられ、憎まれないこと。

人間は真面目が良いのですが、リーダー的には真面目過ぎる場合は致命的な欠点になります。

真面目過ぎる事による自分への厳格さもそうです。

つまりパーフェクトを望む傾向が強くなるために、部下の失敗や欠点を容認できない、 心の広さが欠けるのです。

それは、部下が、息苦しさを感じたりする事にもなる。

リーダーには、いろんな側面の能力感情性格思考が必要になります。

矛盾しそうなもの、ですけど、それでも、それを持てないと、いけない。

リーダーには、それができる。

いかがでしたでしょうか。

最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。

次回予告は、「リーダーシップ」です。

to be continued…

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