守破離とは?これを正しく理解する。「守」がとても大事です。

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harutoです。

守破離

日本文化の師弟関係が織りなす、独創的な自己鍛錬の究極の修行工程だと個人的に思ってます。

これをテーマに記事にしたい!と思った理由は、
「教わることや習えることの大事さを理解して欲しいという気持ちを持って欲しい。という想いからです。」

それに着目する点は、守破離のスタートは型を「守る」事から始まるという点です。

守破離の学ぶ側に焦点を当てています。

とても利用価値があります(あると信じています)(笑)

では、いってみましょう!

 

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学ぶ側にも学ぶ姿勢があると思う。

何かものを教わる時は「師の言葉は絶対です」よね。

 

教わることが、当然の権利?

教わらないと判らない?

教わっても気に入らないと拗ねる?

こんな人が増えてるような・・・

おじさんだから、こんな疑問を持ってしまうのか?

 

大人は屁理屈で、子供は素直です。

大人になるほど・・・

どうして?

経験がそうさせているのです。

子供って、無垢の状態ですから、知らない事や知らない物なんかに
とても興味を示します。
それを教えるとその教えた事をそのまま素直に吸収する。
人生経験も浅いですし、世の中をまだ知らない。知らないことだらけ、
だから先生の言う事に耳を傾けて、聴いて、先生が教えてくれた通り
のことをするのです。

覚えが早い、正しい方法を教えたら、成長も早い。

ところが、だんだん大人になってくると、自分が経験している事や多少の
知識も蓄えて素直にその通りにやらない、自分の都合のいいように考える
正しい教えも曲がって捉えるとか、すぐに自己流にしたがるのです。
結構そうする人が多いのです。

ここでは守破離の「守」の部分をクローズアップさせてもらいますね。

 

実体験の中でも結構多かったですよ。

実体験の中でも結構多かったですよ。この手の人を相手にする事が・・・

OJTでも仕事のやり方を教えたりしますが「やり方だけ教える」
ケースが多いと、個人的に感じています。

現場任せの指導という感じになってしまっているからなのかもしれませんが、

「結果を早く」という気持ち・・・

これも解らなくはないですが、後々困る事になるのです。

これは、指導側(上司)の悪い面でもあるのですけど。

 

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師となる人の選択も大事な要素になります。

上記のようなやり方を平気でする上司(師匠)だと、あまりいい結果は望めません。

その師匠に教えを乞う事にします。

なんのためにこの仕事や作業があるのか?
仕事や作業の「目的」が大事なのです。
知らずに又は理解できずにやってることが原因になります。
(これは別の記事でお話ししますね)

OJT以外でも教えて欲しいと依頼されることもしばしばあります。

そんな中で、

教えを「乞う」たにもかかわらず「師の言葉」を拒否するとか
納得しない輩が多いこと。

教えて欲しいと言っておいて、嫌だと言わんばかりに・・・。

「教わる→めんどくさがる・嫌がる」

そうゆう態度や表情を顕にする人が増えてます?

「教えて欲しい」とお願いされた側としては「戸惑います」

それに・・・

口を開けば

「教えてくれなきゃわからない」

「教えて貰ってない」

と自信たっぷりに言ってのけるのもこの手の人達です。泣泣

教わることが当然の権利とか、教えるのが当然とか、
そういうモノの考え方なのでしょう。

教える人の立場、教わる側の立場というものが存在する
というこのことを理解してくれてはいないのでしょうね。

 

教わる気持ちが無い(薄い)のなら、最初から自分でなんとかしたらいいのにね。
と思う時もあります。

 

教わる気持ちって真摯な気持ち、素直な心です。

教わる気持ちって真摯な気持ちです。素直な心です。

この言葉を使うと10人に1人は必ず

「素直になんでも言う事を訊くことはおかしい」

こう反論して来る人が大抵いらっしゃる訳です。

既に、理解の仕方が間違っているんですね。

何でもかんでも言う事を聞かなければならないと考えてる時点で、
教わるという意味がわかっていないんですね。
教わるのは「型」なんです。
型を正しく学ぶためには、人は真似ることが一番理解する上での

近道であることを、

先人の師たちは理解していて、それを受け継いでいるのです。

 

そういう気持ちでは無いから、反発するような気持ちが湧いてくるのでしょう。

要は、楽して答えをもらって、よしんば失敗しても、
「先輩が言った」という言質を取っておいて、

自分らのミスに保険を掛けたいだけ。

こんな風に思えるのです。

こういう人たちは残念です。
割合多いんですよね。

では、そうじゃない!
という事を伝えるにはどうすればいいのでしょう?

向き合って話をするほかありませんね。

例えば、こんなことから始めてもいいでしょう。
おそらく気づいていない、考えもしていないと思うので。

あなたが、誰かに指導を仰ぐ場合に、
「教えてください」とお願いすると、

師となる先輩や上司の方は、快く教えてくれるでしょう。

 

貴方が教える立場で、部下から「教えてくださいお願いします!」と言われたら?
どう感じますか?

めんどくさいって思いますか?

教える側からすれば「教える事」はとてもやりがいを感じているものです。

小さな、ちょっとしたことでもです。

「理解してくれて嬉しいなー」

「育てよ!一人前になれよー」

「俺が育てたんだぞー」

って、思いたいものなのです。

 

頼られることを、嫌だ!という人は少ないですよ。

そう思っています。(笑)

相手が、教わりたいという欲求を満たす行動に出たという事は

「師匠に教わればできる」

と思ったからだと思うのです。

ほら、人は行動に出るときはできる、この師匠なら!という

気持ちや考えになって初めてやる気になる。

というやつです(笑)

 

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自分で決めた事だ! これが大事です。

この最初のタイミングで、相手に私はこんなことを聴きます。

「あなた。教わりたいと思う気持ちは、本気なの?」

「ちゃんと理解していきたいの?」

こんな感じで、いきなり、クローズド・クエスチョンを使います!
大抵、ちょっとびっくり、おっかないなぁ、ってな表情をするのです(笑)

これで、こっちから言質を取るようにしています。(笑)

大抵「はい! 本気で、できるようになりたいです」

こういった前向きの返事をしてくるんです。

この相手の言葉が、大事なんですね。

「きたー! 言ったよね!あなたは!はっきりと!」

この意識を確認したかったからなんです。

・・・

相手が口にした意識が乗っかっている言葉

「自分が、吐いた言葉」です。

この、自分から発した言葉は、大きいですよ。

そうすることで、「自分から逃げる」ようなことをしませんし、
いえ、そうさせない効果もあるのです。

だから「聴く姿勢」を持ってくれます。

こっちから「ちゃんと聴いて!」等と、お願いする必要もありません。

試されてみてはいかがでしょう(笑)

 

でも、前向きな言葉を発しない場合は?

・・・当然の疑問ですね。

めったに、無いですけど。

そういう時は、こうしてます。

「ん・・・」

・・・
・・・

「大丈夫、待ってますよ」
「ちゃんと、自分の気持ちをまとめて教えてくださいね」

・・・

というようにします。(笑)

言葉にさせるのです。

これがね。

できないのです。

相手にもよりますが、言わせる前に根負けして

「こうですか?こうですよね」

とこちら側が促してしまうのですね。

これは、失敗です。

相手は「はい」とは言いますが、

肝心な意識に残せません。

そうなってしまうと、いずれ

「やっぱりできない」

と、師の言葉が届かない状態になってしまいます。

 

教わる時は「師の言葉は絶対です」よね。
そういう意識を持ってもらって、指導を受けてもらうようにするためにも
この「守破離」を教えてあげるようにしてほしいのです。

そうすれば、指導をやっていくうえで、できるようになったら「感謝」して、
自分の考えを取り入れて、よりいい形にしていけると思うのです。

 

ここまで、お付き合い頂いてありがとうございます。

何か、お役に立つことができたのであれば、
嬉しいです。

 

あっ、もう少しお付き合いください!(笑)

 

PS:守破離の考えや手順はビジネスでも十分使えます。

これを利用しない手はありませんね。
伝えてあげると変わるかもしれません!

「守破離」

守破離(しゅはり)は、日本での茶道、武道、芸術等に
おける師弟関係のあり方の一つとあります。

日本において上記の文化が発展、進化してきた創造的な
過程のベースとなっている思想でもあるのです。

まずは師匠に言われたこと、型を「守る」ところから
修行が始まります。

その後、その型を自分と照らし合わせて研究することにより、
自分に合ったより良いと思われる「型」をつくることにより
既存の「型」を「破る」という流れです。

最終的には師匠の型、そして自分自身が造り出した型の上に
立脚した個人は、自分自身と技についてよく理解しているた
め、型から自由になり、型から「離れ」て自在になることが
できるようになります。

免許皆伝という流れは、これを指しているところでしょう。

また、武道芸道等において、新たな流派が生まれるのはこの
ためです。

このことから、日本の「道を極める」という過程のお手本の
ような存在であるのですが、これは個人レベルのスキルの段
階をあらわしているので、必ずしも、武道に限定されるので
はなく、あらゆる作業にビジネスにも応用できるものだと思
っています。

「守」:指導のもとに作業を遂行できる(半人前)

~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)

「破」:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)

「離」:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)

このように解釈するだけでも、ビジネスの世界で、
まんまこれを活用できるのです。

修行をした結果の展望まで網羅しているのです!
凄いと思います!

この、修行の流れを知っているのと知らないのとは
教わる時の気持ちも全然違ってくると思うのです。

 

真摯な心、真摯な気持ち、これを持っているあなたは、それだけでも

成功のカギを手中にしているといっても決して大げさではないのです。

それくらい大事な素質ですから、自身を持ってほしいです。

 

追伸まで、お付き合い頂いて、ありがとうございました!

 

【32 真摯な気持ちで学ぶ心が一番大事なのです】

 

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