怒鳴る前に「向こう側から見てよね」これに気づいて欲しいです。

人は、自分中心(自分の側)で考えるものなので、

「なんでできないの!」
「もっとちゃんとやれ!」

とか、つい言っちゃう人っていますよね。

例えば、ワンマン社長は、いつも、自分が正しいっていう口調で、折れないし動じないですね。
ワンマン社長が、命令口調で話をする。
社長がこうしろ!と言うわけですから、ある意味決定事項ですもんね…

その結果が、芳しくない又は、悪ければ、今度は怒鳴り散らす。
それだと社員は委縮するばかり。

報告なども、悪い物は躊躇しだし、聞き入れ易いように、社長の耳に心地いい
報告だけ、又は意向に合うような話にして報告をするようになる...

結果、思うように業績は上がらない。(そりゃそうだ、事実と違うからね)
なぜだ!と...    (そう、思うよね)

離職者が後を絶たない。
着実に会社は瀕死の状態に….

そんな、大袈裟な!

それが、結構あるみたいです。訊くかぎりでは…。

そういう光景を見た周りの人達は・・・

「これじゃ いかんよなー」と思うだけの人。
「あーぁ・・・」って他人事のような人。
「そうだそうだ」と煽る人。

あなたは?

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「向こう側から見る」ことを、意識しましょう!

「向こう側から見る」こと、これを実践してみて欲しいのです。

自分の側から物事を見ているだけでは見落としをしている正当性、道理や大義名分も、
相手の側からの視点で観察することができて気づかされるのです。
私利私欲だけに...ね!

間違った指示や態度を、部下に取ってませんか?

感情に任せて怒るなどは、最悪、論外ですね!

今一度考えて貰えるなら、あなたの周りは、きっと、みんなが元気で明るく
ポジティブな状態で、いい仕事ができるようになると思います。

あなたがこんな風になってませんか?

例えばのお話の続きです(笑)

見かねて社長に「もっと社員の気持ちも汲んであげて指示を出さないとだめですよ」
というと「あいつらの努力が足りない」というのです。

ここではインパクトを高めるために「社長」としてますが、これが身近の上司や先輩
と置き換えてもらってもいいと思います。

当たり前の事ですが・・・
人はほとんど「自分の側」から物事をみていますから、この社長だけが例外ではないのです。

人は自分を中心に考える、至極当然です。なのでこれが悪いとは言えないですけど、コーチングという物差しで見る場合にはこれは、良い傾向ではありません。

相手の立場で、ものを見るって、難しいものです。

向こう側からみる」これができると、きっと別の行動への選択肢に気づけると思うのですが・・・。

だからこそ、コーチングでは「相手の気持ちを考えて」と言ってしまうのです。
しかし、実際のところ、人の視点は中々、動かせないものです。

たぶんこの手の社長さんは「なぜ俺がそんなことを言われないといかんのか!」と反発
してくるのがオチです(想像できるでしょう)。

この社長が云う「社員は財産」という言葉の意味・・・
怖いですね。この論理から想像すると。

(本当の意味は、真逆なんですけどね…(怖))

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できないなら、諦めますか?

できないなら、どうしようもないから・・・
と、あきらめるのもしゃくに障ります。

こういった場合の対処にはポイントが2つ

  1. 自身に気づかせるという方法を取ること。
    (説明しても理解してもらえないですよ)
  2. 相手についての質問をひたすらすること。
    これで、人の視点を「向こう側に回す」ように仕向けて行きます。

例えば、あなたが「売り上げを上げろ!」って部下を怒鳴った後、
「その部下の営業マンはどんなことを考えながら見込み客のところへ向かうと思いますか?」
「彼は休みの時、家で子供と遊んでいる時はどんな表情をするんでしょうね?」
「彼が子供のころの夢ってなにだったと思います?」・・・

というような問いかけ(質問)をしていくのです。

・・・なんで俺が、そんな事に答えなきゃならんのか?

って、言われたら、諦めてください(泣)

あなたが、取って代わってリーダーになれば解決します。(笑)

「向こう側から見る」
相手側に回るには、こうした相手への質問に答えを探そうとする過程で、
人は相手に対する自分の行動を客観的に捉え始めるようになり、相手の
目を通してそのイメージを思い浮かべて、その世界を見ることが可能に
なるのです。

そうした状態になれば、新たな行動の糸口をつかめるはずです。

多少、練習は必要かと思います。それに、相手(部下)の事もある程度
知っている事が必要ですからね。

あの営業マンは、今頃・・・
「どうするかと、歩きながら、沈んだ顔で悩んでいるかも…」
「客先で、頼み込むか?高飛車に契約を取るか?」
「子供(家族) の前では、無理して作り笑いをしているだろうな?」
「理想(夢) と現実のギャップに押しつぶされそう?」
「まさか、社に辞表をだす考えかも!いや、踏ん張ってくれるかな?」

・・・

こんなこと「今まで考えたことなかった・・・」なぁ。

相手に関するたくさんの質問を作って、自分に問いかけてみてください。
「ふうっ」と肩の荷が落ちるくらいに。

人を生かす。自分を生かす。ために!

まとめ

相手の立場に立って考える
向こう側から見る」「相手側に回る」には、

相手に関する質問を、自分自身に問いかけることです。
時間があるとき、ふと思い出した時にでも、チャレンジしてみて欲しいですね。
優しい気持ちになれますよ(笑)

・・・これができるマネージャーは、人気者だぜ!?

そうそう居ないぞ! たって、簡単ではないですし…

やれたら、「できる上司だ!」って思われるかも!

です。(^^)v

最後まで、お付き合い頂いて、ありがとうございました。

【07 向こう側に回ってみること】

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