答えは自分で見つける、その為の「旅に出す」です。

harutoです。

部下を「旅にだす」・・・

このくそ忙しい時に何ぬかすん!(怒!!)
と云われそうですが。

どういうことですか?

これって、相手の自発的な行動を促進させるための、コミュニケーション技術の事ですよね。まさに、ぴったりの言葉ではないかと、思ったりしているのですが・・・

 

 

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「旅にだす」= 探しに行く行動を促す意味。

先ずは、これを見てください。

大手外資系コンピュータ会社の開発部長に向けてコーチングの研修を行っている最中の出来事です。

「マネージャーが部下の中にある答えを引き出すことができると、とてもいいですね」という話をすると、一人の参加者が厳しい顔をして手を挙げました。

「答えがあればいいが、答えが無かったらどうするんだ?」

と・・・少し険しい顔をしています。

・・・

この方から、よくよくお話を訊くと、その部長はさまざまな商品開発に役立つ基礎技術の研究をする部署の部長さんで、その部署では稀に現れる天才に、いかに研究しやすい環境を与えるかを第一の使命としているとのことでした。

 

彼の考えには、少なくともその分野に関しては、答えは「誰の中にもあるもの」ではなく、「極少数の天才の中にのみ存在する」というのが、彼の持論でした。

 

だから、天才以外に問いかける事すら無駄だ!だと・・・。

まぁ、このケースはちょっと極端ではありますけど。

 

これ、割と皆さんから聞かれる質問です。

企業でマネージャーの方々にコーチングをする場合には、割と皆さんから聞かれる質問です。

「答えを持っていない部下から、どうやって答えを引き出すのか?」と。

確かに、そういう考えだと、答えを持っていない場合は・・・
と想像すれば、当然このような疑問が生まれますよね。

じゃぁ、自分に答えが無いと、本当にダメ社員となるのでしょうか?

そんなことはありません。
答えを持っていないという事は、経験値やスキルの問題だと思います。
特に企業の場合は、コーチングよりもティーチングの方が効率的であったりする場合もあります。

これには、仕事のリスクが高い場合は特にそうです。
それを担当する部下の職務能力が低ければ、どちらかといえば、コーチングより、ティーチングがコミュニケーションの中心になるでしょう。

しかし、答えを出すのに多少の時間的余裕があるのであれば、答えを与えずに部下を「旅にだす」ほうがいいのです。

「どうしたらいいかわからない」という事を言ってきたら?

「じゃぁその答えを見つけるためにどんな行動がとれますか?」と訊き返します。

相手は、本屋に向かうかもしれないですし、そのことを知っている同僚や先輩聞きに行くかもしれない。


ネットで検索するかもしれない。

こうやって、行動を起こした部下は、何をもって帰ってくるのでしょう?

ワクワクしませんか?
予想もしていないようなアイデアだって出てくるかもしれません。

いずれにしても、与えられた情報よりも「自分で取りに行く情報」の方が、実際に、自分の血となり肉となって、「使える知識(情報)」として活用される確率が高いのです。

 

それも遥かに!

です。(笑)

 

「天才とは、努力する凡才の事である」

これは、あのアインシュタイン博士の言葉なんですけど。

これが、正しいとするならば、凡才を旅に出すことで、天才という頂きに一歩近づけることができるやもしれないぞ。ってことですよね!

という意味に思えてきませんか?(笑)

 

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まとめ

答えを教えるのではなく、自分で見つけにいかせる事です。

そう、「旅をさせる」のです。

行動を促すには、次に部下にさせたい事を促す言葉をかけてあげる。

君はどう思う?
どうすればいいのかな?

・・・これができるとマネージャーは、そうそう居ないぞ!
できる上司だ!って思われるかも!
です。(^^)v

最後まで、お付き合い頂き、ありがとうございました。

【05 旅に出せ】

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