harutoです。
前の記事で「かたまりをほぐせ」という質問のやりかたをお伝えしました。
これ、イメージが湧くようになっていただけましたでしょうか?
はい!即答!それはよかったです。(^^)汗
(?誰も返事なぞ、していないのですけど….)
今回は、
何かの問いかけをされた時に、なんだか、イラッ!とすることが、なかったかなぁ・・・というお話です。
いかがでしょうか?
これには理由(原因)があったんです!
コミュニケーションで、むやみに敵を作こともないので、平和的に行きましょう!
その方が、いろいろな面で良いに決まってますよね!
それに信頼されますよ!
で、その理由が、これ!
「なぜ」と聴いてしまう又は「なぜ」と訊かれる。
この「なぜ」ではなく「なに」を使って悪戯に警戒させないでね!
どうゆうこと?
・・・では、
「なぜ」ではなく「なに」を使って、警戒させない!
とある、マネージャー候補の研修中のディスカッションでの出来事です。
「私は、相手の問題点を突き止めるために『なぜ』という言葉を最低十回は使おうと意識しています。ところがそれでもまだ、聞きだせていないものがある気がするんです・・・。
質問のしかたが悪いんでしょうか?」
という質問(悩み相談??)がありました。
「聞き方が優しすぎるんじゃないの?」
「原因を探るには、もっと突っ込んで聞かないと意味ないのでは?」
・・・
他のメンバーからも、こんな意見が出ていました。
確かに。
問題究明のために「なぜ」を使うことは、日常よくある事です。
中々成果が上がらない部下に対して「なぜ売り上げが伸びないんだ?」
など、あなたが「なぜ」を使う状況を思い浮かべてみてください。
相手から返ってくる返事はどんなのでしたか?
・・・
「なぜっていわれてもねぇ。 しょうがねぇじゃん。こうなっちまったんだから・・・」
みたいな空気が流れてくるような・・・。
それをなんとなく察知できる自分がいたり。
こんな感じではありませんでしたか?
逆に、あなたが「なぜ」で始まる質問をされたら、どう感じますぅ?
やっぱり、似たり寄ったりの感情を意識するんではないでしょうか?
私ですか?
はい!私だってそうなると思います(笑)...
いいえ、そうなりました!
で、こいつ!(怒) ・・・ ってな感じ。(笑)
「なぜ」が悪い訊き方という事ではないのですが、この言葉を使う環境によっても誤解というか、威圧感を感じる事もあると思います。
上下関係の社会で、上が「なぜ」と問い詰める状況なんかは、まさにこれ!です。
自分より下に見ている場合でも、そうなる事が多いですよね。
きっとそうなるから、コーチングでは「なぜ」の代わりに「なに」を使うようになっているんでしょうね。(笑)
「なに」を使った方が、内部にあるものを引き出しやすい事は確かですから。
なぜとなにの心理的な違いは・・・
「なぜ」といわれると、現実を客観的にとらえてその理由をあげるよりは、とりあえず、それ以上攻撃を受けたくないという衝動にかられて防御壁を築きたくなります。
「なぜ」という単語に反応するのはどうしてなんでしょう?
よく思い起こすと、子供のころから「なぜ」と聞かれる時は、大抵「悪い」事をしたときですよね。
(あれ? 私だけですか?
ねぇ、皆さんは、そうじゃなかったの?)
善い行いをしたときは誰も「なぜ」とは言いませんよね。
だから「なぜ」という言葉を聴くと、責められることを想定(想像)して、防御体勢にはいるのですね。
だからこそコーチングでは「なぜ」より「なに」を使うのです。
「なぜ目標達成しなかったのですか?」ではなく「なにが具体的に目標達成の障害になったのですか?」と聴きます。
こうすることで、相手は客観的に目標への障害をあげることが可能になるのです。
それに、言葉自体に棘が無くなります。
当事者ではない人がそこに居たりしたら「上手な問いかけだなぁ」と感心してくれますよね!
自分でも、そう聞こえますから(笑)
まとめ
「なぜ」ではなく「なに」で、相手を警戒させずに答えやすくする。
皆さんも「なぜ」と言いたくなるところを、ググッと我慢して
「なに」
を使ってみましょう。
・・・これができると、できる先輩だ!って思われるかも!
です。(^^)v
最後まで、お付き合い頂き、ありがとうございました。
【04 問いかけに「なに」を使いましょう】