意思と意見を区別することで、やる気を引き出してみましょう。後編

後編、続きですね。

前編で、意思と意識は区別して、大事なのは意思の一致である。というお話で

「下情通ずべし、下事通ずべからず」の原則を守るべし。という解説が不十分でした、

後編はこのあたりから始めていきます。

 

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で、下情と下事っていったい何のこと?

下情
下の者の心の歓びと哀しさ、悲しさという意味下情通ずとは、下の者のこれらの心をつかんでいるという事。
下事
下の者のすること、仕事のやり方、テクニックということで、下事通ずべからずとは、下の者のこれらの事にあまり詳しく立ち入るなという事。「下事通不可」ともいう。

 

部下の気持ちを掴むことは仕事です。

これは「下情通ず」という意味です。リーダーは「下情通ず、下事通不可」であること、これを一言であらわすと、人間的であれ。という事になります。

仕事の鬼、銭の亡者のようなタイプであれば、下事には通じていても、下情に通じることは難しいです。

人間的であれ、という事は、お人好しでいいというのではありません。

そうですね・・・

素朴な喜怒哀楽を大切にできるという事でしょうか。

つまりは、人間の心の痛みや歓びが分かる人間という事。

 

どんな事を、考え

どんな事で、哀しみ

どんな事で、喜ぶ

 

という人間的側面に鋭く、豊かな人間であってほしいという事です。

 

そう、なりたい。

でも、どうすればいいの?

 

些細なことに対して感動できる人になりなさい

 

ささやかな事に対して、感動することができる人間になることが大切です。大きな事には、誰でも感動や感激するものです。

大事なのは、ほんの些細な事で、人間的な感動を示すことができる人間であることが下情通ずのためには必要です。

一方で、それぞれのレベルで犯しがちなミスに対して、

心情として寛容であることも大切

あっ、これはミスを許せ。という意味ではありません。

ミスを犯したことに対しては、厳しく叱る事は必要です。

しかし、その叱り方が問題です。

 

 

勘違いを犯しやすい?

下情通ずというときに、最も勘違いしやすいのは、お互いに理解しあう事と混同してしまう事です。

これは間違いです。

この間違いを起こす原因は、話し合い第一主義であるからなのです。

下情通ずということは、理解しあう事ではありませんし、話し合いをすることでもありません。

 

部下が、どんな気持ちかという事を正しくつかむこと。

です。

このためには、むしろ言葉は邪魔です。
言葉以上に「目つき、顔つき、表情、しぐさ」という非言語の方が雄弁なのです。

「下情に通ず」になるためには、今の立場で、物事を見たり考えたりしない事です。

 

自分が下積みだったころの気持ちはどんなだったか、自分が相手の年齢の時どんなことを考えてたかを自分自身に問いかけてみることです。

もちろん、いいところも悪いところもです。ここでいいところだけ思い出すことはナルシズムになり、逆にマイナスですからね!

むしろ、自分の恥ずべき部分を実存として想いだすことが大事です。

とこう書いたのですが、あなたは、自分の恥ずべき部分を他人に見せることができる人ですか?

 

あなたが、屈辱感型の人間であるなら、失敗やミス、これらをより良くしたいという気持ち(意思)があり、伸びようとする向上心が強いため、自分の恥ずべきことも堂々と他人に見せることができるでしょう。

向上心が無いと、そんなところを知られたら、軽蔑されちゃうという不安を抱き、失敗やミスを見つめなおせずそんなところは欠片もない完全な人間のようなポーズをとることに懸命になっている方はそのままでは「下情通ず」は難しいでしょう。

あくまで一例ではありますが、

他人がどう感じるかは別として、自分の心の声を外に向けて出したことがない人達は、自分の心を、自分の正体をさらけ出すのが怖いのでしょう。実は無理をしているのであり、突っ張っているのでしょうね。

こういう人だと下情通ずは難しそうですね。

一方で、あの人は怖っかない!

と言われているにもかかわらず、部下から慕われている人。

これは理想的です!

 

下情通ずとは、決してテクニックではない事を確認していただけると嬉しいです!

 

 

 

部下の存在を大切にしてやる

下情に通ずることが、人の上に立つ者にとって大切なのは、人間は機械ではないということです。

感情を持っているからなんです(当然ですけど)

ミスを犯したことに対しては、厳しく叱る事は必要ですが、その叱り方が問題です。と言いましたが、

 

と云っても、紹介なんですけど、若い方は知らないでしょうね。

池波正太郎の「鬼平犯科帳」という作品です。今でいう、警察の機動隊のような特別部隊の火付け盗賊改めの大将として、長谷川平蔵こと鬼平を主人公にした時代小説です。

平蔵自身、若いときはグレて家出してヤクザまがいの青春を送り、正妻の子の急死で跡取りにさせられた男という設定でしたね。

この中で鬼平は、盗賊からは鬼と怖れられながらも、部下も捕まった盗賊も、鬼平の理屈抜きに感じる、下情通ずという人間性に恐れ入りましたと兜を脱ぎ、改めて密偵として平蔵のために骨身を惜しまず働くというお話です。

 

この下情通ずというヒントを与えてくれる作品です。

 

叱り方はその相手それぞれに叱り方があるとう事です。

規則で、ハイ君はこれを違反したから罰はこれです。
はい次、君は・・・

こういう沙汰を鬼平は下していないのです。

 

人は、自分が経験したことがない事や物に対しては気づけない傾向がありますよね。
判らないといった方が良いかもしれません。

リーダーはそれではいけないという事ですね。

 

まとめ

 

「下情通ずべし、下事通ずべからず」の原則を守るべし。

今回は、これのみ!

 

リーダーになるのでしたら、これも習得すべきスキルです。この資質が必要です。

 

いかかでしたでしょうか。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

次回は、
「職場で雑談が無くなってると危険かも?・・・」です。

to be continued…

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