表現力を磨く。表現力の豊かさが無いと説得力が欠けてしまう。

説得できなければ、先に進めないのがビジネスの世界。
いや、ビジネスを問わず大方の出来事はそうだと思います。

リーダーにとって、何より必要なのは、相手に理解できる表現ができること。
同じことを伝えるにも幾通りの伝え方があるという事を知っていることが、
あなたの強みになることを覚えておいてください。

それができるようになるためには、知ることではなく分かることが必要です。

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物事の説明で難しいのは要領をおさえていないから

経験があると思うのですが、同じことを説明するのでも、表現の仕方によっては
喧嘩にもなれば、笑い話にもなるという事。

特に女性に対して、体系の話題と年齢の話題は禁句です(笑)

 久しぶり、高校卒業以来だから20年ぶりだね。
 旦那さんは?
  ・・・
 丸くなったね。
  ・・・
 家庭円満みたいじゃん!

これだって、どう思われるか!

お察しください・・・(*_*;

 

表現力を豊かに。

しいて言えば、大方の国会での大臣のスピーチ、大学の教授の講義は面白みがないです。

人を引きつける魅力というモノを感じないという話を耳にします。

これは表現がワンパターンすぎるという点もあるし、俺の話は聴くもんだという慢心も
あるのではと思うのです。

楽しませるとか、引き込むという感覚がないとどうしても、ジョークやユーモアとかいう
モノの発想に行きつかないので大事なのはこのためでもあるのです。

リーダー、特に日本のトップであれ、政治家であれ、公共の場や席で、メモや原稿を
読みながらしか喋れないのは、見た感じもあまりかっこよくありません。

 

来賓祝辞なども・・・。

外国の大学での来賓祝辞、これなんかかっこいいですよね。

喋る内容は、秘書任せみたいだと、心にもない事を言湧ないといけないからでしょう。

辛辣な表現ですが、心に固く信じている事をしゃべるのに原稿やメモは必要ありません

 

欧米で有名な話だそうですが、元総理◇□□氏がヨーロッパでは「ミスター ゲンコウ(原稿)」
と言われてて、軽蔑されていたというのです。

 

自分の言葉で説得するとか説明するというスタイルには映らなかったという典型だったのかもしれません。

自分の考えをその場その場で、自分の言葉で喋る事が出来ないのは表現力が足りないと思われても
仕方がないことです。

「人を見て法を説け」と言われるのは、相手によって表現を変えろという意味(教え)ですね。

 

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「覚えるのではなく、解かること」が重要なのです。

リーダーの立場にある人には、相手に伝わる、相手がピンとくる、表現ができるかどうかなのです。

このために必要なことは、一つの事を少なくとも5つ、五通りの表現ができるように練習を積むといいと思います。

その秘訣というのが「覚えるのではなく、解かること」なのです。

知っている程度は、覚えていると同義でしょう。

覚えていることはそれだけの表現(つまり一つ)一通りの表現が限界でしょう。
しかし、「解っている」「理解している」事はいく通りでも表現できるのです。

例えば、今は殆ど見ることがないフロッピーディスク皆さんは記憶がありますか?


左から(8インチ、5インチ、3.5インチ)
今回は3.5インチのフロッピーディスクを例にお話をしていきます。

記憶が1.25Mバイトだったかな?(1.6Mバイト)

今からすれば、たったそんだけー???

といわれる程のものですが当時はその仕様でも画期的持ち運べる記憶媒体
だったんです。

そこに、その仕様を以下のように仮定します。
記憶媒体は両面
80トラック
26セクタ/トラック
512バイト/セクタ
8ビット/バイト

CDやDVDが世に出る前は、重宝していましたが、USB出現でその存在はもう・・・
これはミスター中松氏の発明だったと仰っていたと記憶しています。

上記の仕様の中で使われている単位
トラックとか、セクタとかビット、バイトが一体なの事なのか?
という意味を知っていると、

仕様(仕組みとか構造)が理解できていると、公式を覚えて計算するという方法を
取らなくても容量計算の答えを求められます。

媒体の仕組みを理解できれば、情報処理技術の国家試験の問題で出題される、
容量計算で、切り口が違っても、答えを求めることができます。

「わかっている」とはこういう事なのです。

 

締める

日本人の一つの弱点は、知っている事と分かっている事を混同してしまう事です。
知っていると解っているとの違い

その物差しは

ズバリ!

「たとえ話」ができるかどうかです。

こんなやり取りをしています。

あの人誰なの?

あぁ、あいつか・・・。

「あいつは中学からの同級生だ。あいつのことはよく分かっている」 

という場合は問題です。

 

その同級生を知っているかもしれないが、全然わかっていない

「たとえ話」ができない場合は分かっていないのです。
それに一言で表現できない
のもそうです。

エレベータで上司と一緒になり上司が「君、今度の出張はどうだったね?」と聞かれた際
「その点については後程詳しく報告いたします」てなことを言うモノなら、その男は
全然わかっていないのです。

エレベーター内というわずかな時間でズバリ、一言で云えてこそ、その男の出張は無駄では
なかった事になるのです。

そうですね、「その本はどんな本ですか?」

こう問われて、目次を説明すようであれば、これもナンセンスです。

全然わかっていないのと同じ。

という事ですね。

いかかでしたでしょうか。

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

次回予告は、
「ディレクティブを前提とする人の使い方には限界が…考え直す機会です。前編」です。

to be continued…

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