人の上に立つには、リーダーとしても、人間としても、魅力がある人間であることは欠かせません。
ども、harutoです。
そのために求められる資質の一つに「バイオフィリア」な人間か「ネクロフィリア」な人間なのかが、あります。
どちらに軍配を上げるのかはもうお分かりでしょう。
「バイオフィリア」な人間(人物)です。
「ネクロフィリア」ではいけない訳
もし「あなたが次のリーダーに」と考えた人が、バイオフィリアなタイプではなくネクロフィリア的な資質が高い人だった場合。
バトンを渡すのは諦める必要があります。
バイオフィリアな人という単語は、今ブーム?
バイオテクノロジー=生命工学
のバイオと同じ意味です。
バイオフィリア は生命を大切にして、生きている事への歓びをより良い物にすることを大事にする人生観の持ち主という意味合いです。これに対して、ネクロフィリアな人とは、逆に生命を拒絶し、生きていることに虚しさを感じ、生より死と破壊に憧れる人生観の持ち主です。
生命ある人との付き合いを拒絶して、命のない機器や機械との付き合いを大切にする人の事を言います。
引きこもりになっている人などは、自分の部屋から出てこないで、パソコンやゲーム機などの機器に夢中になり、人との付き合い方がわからない。分からないから関わりたくない、籠る理由をそこに見つけて・・・ということは良く耳にします。これは人の痛みという部分でも同じことがいえると思うのです。
機器には感情が無いため、付き合い方は直線的で済みます。
例えば、
自動販売機にお金を入れて、求める飲み物が出てこない場合、足で蹴ったり手で殴りつけるかの方法に慣れてしまっている人は…
相手が人間の場合でも、自分の思い通りにならないと、簡単に殴りつけたり場合によっては重傷を負わせてしまったりするという行動です。
人には感情があるので、複雑でデリケートな存在です。
それだけに、付き合い方や関わり方は複雑でデリケートなものが必要になるのです。
ネクロフィリアの人には、これができない(判らない)のだと考えます。
だから機械と同じように相手を殴る蹴るするか、相手を殺すか、自分を殺すかのいずれかの両極端な思考になるのではないか。このままの状態で、積極性や、世の中を、社会を、仕事を今より少しでも良くしようという姿勢をネクロな人に望むこと自体が無理があるのではないと思うのです。
少し極端なお話になりましたが、その相手は少なくとも会社には出てきている訳です。
抱えている悩みが一つでも解決できれば、変化の切っ掛けにはなると思います。
ただ、ネクロだからと否定はしません。バイオへ変身を!
もちろん、このままではダメだと気が付いて、ネクロ~バイオへ変わろうと努力している人もいるはずですので、すべてのネクロが希望がない人たちだとは考えていません。
それに、この変わろうとしているという部分が芽生えた時点で、根っからのネクロではないと考えているのです。
だって、変化を受け入れてやろうと行動にでた訳ですから素晴らしいですよね。
しかし、人嫌いで死に憧れる、ネクロな人がリーダーになったとしたらどんなことになるか。
容易に想像ができると思うのです。
会社をつぶして当たり前です。
昨今の凶悪な犯罪や簡単に人を殺す事や、自殺する人が年々増加している背景は、単に道徳の問題以前に世の中にネクロフィリアな人が増えているという事なのかもしれません。
人に会い、人や動物や植物など、生命がある物を大切にし、真剣なまなざしで付き合い、手入れをしている人だとしたらその人はバイオな人でしょう。
車に夢中や、ネットゲームに夢中になり、家族とも付き合わず、自分の部屋でパソコンといつまでも付き合っていたりしている人はネクロな面がかなり強い人と見るべきです。
世の中、家族であれ、学校であれ、部活動であれ、すべて人の集まりであり人との付き合いの世界です。
もちろん会社も例外ではありません。
むしろ、会社やビジネスの世界では単なる人付き合い以上に、金銭が絡みあい、感情と合理性が意図的に絡む世界です。
相手との関わり合いには高度なレベルのものが求められます。
これができないとなれば、客から嫌われ、仕入れ先から拒否され、員から見放され、あなたの存在価値、そのものが否定されてしまいます。個人としてなら、自閉症として一人独居でもいいかもしれないが、有機体である企業では、存在そのものが否定されるでしょう。人のアドバイスを聴くことができない人は前進する気持ちがないのでネクロな人ですね。
もし口説くように繰り返していると・・・
「ウルサイゾ! ジジイイ! イテコマシタロカ!」と暴力で排除しようとしてくるでしょう。(怖)
死と破壊に憧れる人は今更良くなる必要性が無いため、相手からの良くなるためのアドバイスなど受け入れる余地もないのかもしれません。人の意見や忠告を聴くことができるように、先ずは自身が周りを見ることから始めるといいかもしれませんね。きっかけは小さな幸、優、嬉だと思います。
後は、そうですね、あなたの信頼、失敗に対するキャパのサイズでしょうか。(笑)
技術畑出身の経営者に問題が多いのは、元もと人付き合いが苦手なため技術の世界に飛び込んだ人が多いからであり、人付き合いが苦手、嫌なのです。ベンチャー企業ではこの手の経営者が多いのですが、生き残っている会社は少ないでしょう。育たない原因はここにもあるのではないかと思います。
個人でやっている間はなんとかできるでしょうが、組織としてといったとたん本質的に人間嫌いな集団であるために、まとまりがない、維持できなくなるのは当然だと思うのです。
まとめ
人が、あなたはバイオで、あなたはネクロです。
などと、むやみに識別判断するものではありませんが、
実際「背中を預ける」に値するのか?というと不安にはなります。
しかし、切り分けがはっきりできるものではありません。
バイオの比率が高い人、ネクロの比率が高い人という見方ですので、今までバイオだと思っていた人が、ある事件を境にネクロにどっふり浸かってしまうって、こともあり得ます。
それに、ネクロだと思われている人が変わった!という事もあるかもしれません。
いずれにしても、バイオな姿勢が必要であり、それが大切なことは、はっきりしています。
もし「あなたが次のリーダーに」と考えた人がバイオフィリアなタイプではなく、ネクロフィリア的な資質が高い人だった場合…
バトンを渡すのは諦める必要がありますね。
いかかでしたでしょうか。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
次回予告は、「優秀なリーダーは説得力を持っている」です。
to be continued…