足をドアに挟んで、閉じられるのを拒む。
って、動作そのものではなくてですね。 心理学での「フット・イン・ザ・ドア」のこと、セールスの手法として 知られているものの話です。
通報されちゃうかと思いました(‘◇’)ゞ汗
ども、ども、harutoです。
これは、最初に小さな依頼を承認させて、次に来る依頼を断りにくくする 心理的作用で、段階的要請法とも言われている「セールスの手法」に良く取り入れられていますので、あなたも一度や二度、これに触発された経験があると思いますよ。
なぜか受け入れてしまうのですよね?
スーパーの試食販売で、お姉さんからどうぞー!
召し上がってみてください! ニコッ(^^)/^
と笑顔で試食品を勧められて、鼻の下を伸ばした経験はあると思います(笑)
「どうせ試食品だから」という意識は誰もが持っているのですが、一度受け取って食べると「試食品だから買わなくてもいい」と頭では分っていてもその場をそのまま立ち去るのは気が引けて、結局買い物カゴに、い・れ・る・・・。
(これ、丸ごと私です・・・)
ほかにも、こんな人は意外に多いのでは?
かくいう、私も、きれいなお姉さんから勧められると、つい買ってしまって後で後悔するのです(笑)
スーパーで試食した場合は、可能な限り、そのまま立ち去ります。(笑)
と、いつもそんな感じなんですが、どうしても断るのに気が引けたときは商品をかごに入れます。
実は、試食のやり方にポイントがあるのですよね。
それは、「複数の試食者がいるときを狙うこと」
これを外して自分一人になると、買い物かごに入るんです…泣
それ、マジにいらない場合は、どうするかといいますと、他の買い物を続けている最中(振りをしながら)に元に戻します(笑)
化粧品などの試供品や英会話教室、エステなどの「お試し」を受けてしまうと
なぜか不思議と、その後の申し出を断りにくくなるのは百も承知しているので、
そそくさと通り過ぎます。
でも、なかなか、断れないですよねぇ・・・不思議と。
これは人の一貫性(コミットメント)が理由です。
例えば「今何時ですか?」と聞かれたとします。
それに答えた時点で「私はあなたを助ける気持ちがある」というスタンスを相手に示したことになります。
なので、次に「お金貸して!」と言われて、断ってしまうと、「あなたを助ける私」という一貫したスタンスが崩れてしまう。
だから、モヤモヤを感じながらも人はお金を貸してしまうわけです。
この、簡単な要求から大きな要求を提示するというやり方。
これが「フット・イン・ザ・ドア」の基本です。
そうか!これが、フット・イン・ザ・ドアの効果なんだ。
このように最初に小さな要求を提示して依頼を承諾させ、次の依頼を断りにくくするセールスの心理的手法なのです。
これとは逆の発想で「ドア・イン・ザ・フェイス」というテクニックもあります。
こちらは最初に、大きな依頼を要請をするのです。
もちろん断られる事を前提にです。
その場合、必ず100%断って来るような提案にするんですね。
その後に、本命である依頼をするのです。
もちろん最初の依頼より遥かに容易な依頼です。
そうすると、人は一度断っているという心理状態(うしろめたさ)が、次の依頼はそれほど無理難題でもないのでこれなら・・・と譲歩しようという心理が働くといったものです。
これだけ聞けば
「えげつないやりかたしとるじゃんか!」
と、思うかもしれませんけど、人は心がそう動くのです。
これを知っているセールスマンと知らないセールスマンとでは、成績に違いが出てきて当然でしょう。
おそらく世の中の営業マンはこれを知っている。
と認識しておきましょう。
必要な品物のセールスなら買っても構わないでしょうけど、そうではない品物を、言葉巧みに売り込んでそれを、買う必要はないですからね。
まとめ
「フット・イン・ザ・ドア」と「ドア・イン・ザ・フェイス」
双方全く逆の展開をするものですが、どちらもビジネスでは利用されているもので、それを知っているのと知らないとのでは、違いがあることは何となくでも理解いただけたのかなと思います。
で、どっちを使うのか?
という事が、やはり疑問に残るところでしょう。
ビジネスのやり方にもよりますが、 自分の商品を売り込みたいときは「ドア・イン・ザ・フェイス」でいいかもです。
ただし、自社の商品を紹介して導入してください!という場合は、「ドア・イン・ザ・フェイス」だと、最初の大きな依頼(高額)で、
「ふざけるな!」
という展開になりそうですね。
使い方を、間違え内容にしないといけませんね!
では、今日はこの辺で、終わりにします。
また、お会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
Let’s meet again.