心理学で「(行為の)返報性の原理」という作用があります。
もちろん、日常で、お昼を驕って貰ったとか、仕事を手伝って貰ったという気持ちが 相手にあるとこれと同じように、いつか返してあげなきゃ。
という気持ちを人は抱くのです。
これは人が好意を寄せてくれた相手には、同じように相手に好意をお返し、しようという気持ちが働くのです。
そういえば、そんな気持ちに、なるなる♪
相手に好印象を持つと物事はうまくいく!
初対面の相手と会うときは、どんな人だろうという期待感と猜疑心が入り混じる場合も多々ありますよね。
こんな場合、返報性の原則を知っているあなたは、きっと・・・
できるだけ「相手の長所を見つけていい印象を抱くようにしよう!」
と考えてくれるはずです。
というのは、あなたが相手に好印象を持てば、不思議と相手もあなたに好印象を抱くようになり、交渉(話)がスムーズに進むからです。
逆に相手を苦手だと思えば、相手もあなたを苦手だと思ってしまうので、会話が弾まないし、交渉も進まない可能性が大きくなるのです。
うまく利用するにはこうしてみよう
交渉相手が、苦手なタイプだった場合でも、あなたは、何とか好感を持てる部分を探してできる限り好感を持とうとする意識が大切です。
これは同じ職場の中でもいえることです。
苦手だと感じている上司や先輩、後輩でも、好感を持つように心がけていると、相手もやがてはあなたに好感を持ってくれるようになります。
これによって、コミュニケーションが円滑になれば、仕事の効率も格段に上がって いくのは間違いありません。
しかし一つだけ、気になることがあります。
返報性の原理が作用するというなら、相手が私に好感を持てばいいじゃん。
という考えをする人が、少なからずいらっしゃるからです。
そうではなく、あなたから好感を持つことです。
つまり、この心理学でいう「返報性の原理」をあなたは知りました。でも相手がこれを知っているという前提では考えない事です。
これを知らないという前提で考えてください。
それで、あなたがこの心理学の一つを利用して、相手が、あなたに好感を抱いてくれたとしたら、あなたが仕掛けた心理戦に相手が 無意識に誘導されていると考えてみると、どうですか?
少し優越感に浸れません?
自分に自信ってのが付く気がしませんか?
この気持ちって大事なことだと思います。
・・・
騙した気になる?
それは違うと思います。
だって、もし相手がこれを知っていれば、あなたも、無意識のうちに相手に好感を抱いているはずですから。
とすると、知ってる方が仕掛けてあげれば、結果どちらも相手の長所を見つけようと探して、好感を持つ行動をするわけですので、後ろめたい気持ちは不要ですね。
あなたも、相手も、好感を抱いて、進めていける訳ですから。
まとめ
心理学は人の心を科学の目で研究する学問です。
人である以上心理がいたるところに働いているわけですが、目に見えるものでは
ありません。無意識であることが多いのでそれをちょっとだけ、見える化して学んでみると、人間関係をいい方向に持っていける術があるのです。
これを使わない手はありませんよね。
「行為の返報性 返報性の原理」
あなたに、好意でなにかをしてくれた事に対して、お返ししてあげなきゃという気持ちを持つのは人間です。これは物理的な物でも精神的なモノでも同じ。
今回は、相手を好きになろうと努力して、それが返ってくるというお話でした。
先ずは、あなたが相手に好感を持つ努力をすること。
相手の好いところを探してください。
・・・
これ、恋愛にも通じると思いませんか?
これは使えるわ!
好いところだけを探して見てあげるって、部分です(笑)
人間、パーフェクトな人って早々居ませんから、お互いのいい面悪い面を理解してそれでもいい面を多く見つけてあげてくださいね。
では、今日はこの辺で、終わりにします。
また、お会いできることを楽しみにしています。
ありがとうございました。
Let’s meet again.